西武池袋線の秋津駅に立ち寄る都合があったので、その後、ウンと遠回りをして、歩いて新座市野火止の「平林寺」まで向かいました。
私は歴史に疎いのですが、「平林寺」と、そこに隣接する「野火止用水」についてちょっとご紹介。
「平林寺」は、今から約600年前に埼玉県岩槻市に建立されて、その後、徳川時代に川越城主であった松平伊豆守信綱公が現在の場所に移築したそうです。
境内は国指定天然記念物になっていて、中に入るとと〜っても広くて、高々と木々が聳え立ち、道路に隣接しているとは思えぬほどの静けさなんです。
この伊豆守信綱公は「知恵伊豆」と称されて、三代将軍家光への奉仕には数々の逸話があるそうですよ。
「野火止用水」についてですが、伊豆守信綱公はあの「玉川上水」を掘削していて、その功績により、私領であり水源の無かったこの地に、玉川上水から三割の分水許可を得て引き入れたそうです。
玉川上水って、羽村から四谷までの43キロをわずか8ヶ月で完成させたそうですよね。すごい・・。
さて、そんな野火止に向けて出発です。
秋津駅前からクネクネと住宅街を抜けていくと、志木街道にぶつかります。
そこでまず「氷川神社」に立ち寄りました。
ここは安産の神様のようですね。
若い女の人が長い時間お願いをしていました。
お母さんになるのかなぁ。
さらに志木街道を進むと、「長命寺」という寺がありました。ここには徳川の家紋がドドンと飾られていました。「ははぁ〜〜」とひれ伏したくなります。
やっぱり縁のある地だからでしょかね。
街道沿いには蔵なんかもいくつかありました。
こちらは、観音開きの扉が赤くてカワイイ蔵です。
「丸に違い矢」の家紋が入った蔵もありましたね。
志木街道から道を逸れ、トラックの多い歩道の無い道をズンズン進むと野火止用水にようやくぶつかります。
右に見えるのが平林寺の境内です。
野火止用水に沿うように遊歩道が整備されていて、とても歩きやすいです。
ヒグラシがチチチチと鳴き、そよ風が吹いて、とってもステキな散歩が出来ました。
野菜も売られていました。今回は枝豆購入です。
緑が多いせいか、こんな看板も発見!カワイイ♪
いつもは平林寺付近に来ても、反対側に面しているバス通りばかりを利用しているので、こちらまで来たことがありませんでした。
またのんびり散歩に行きたいですね。